コアトルが選ぶ

戦後日本の名曲100選を力の限り書いていく 知らないと人生の豊かさが半減するぞ

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ということで早速参りましょう。

順位差は気分です。

99位の曲が100位よりもどれだけ良い曲がと言われれば、こたえることはできませんが、一応順位づけをした方が曲を思いつきやすいので、

便宜上のものと思っていただければと思います。

100位 千昌夫 北国の春

この曲の日本でのロングヒットはあまりにも有名です。
通算92週目でミリオンセラー達成という記録は、中島みゆきの地上の星に抜かれるまで日本記録でありました。

300万枚も売れたにもかかわらず、認知度はそれほど高くないのが悔しくてたまらないコアトルであります。

この曲は同じ農耕民族であるからか知れませんが、中国やタイをはじめとして、特にアジア圏で絶大な知名度を誇ることも知っておかねばなりません。

知り合いに中国人がいる方は、その人の前で、「白樺ー、青空、南風♫」と歌ってみてください。

「あー、それおじいちゃんがよくカラオケで歌うよ」という確率はおよそ4割です。(コアトル調べ)

東京に出た男性が、故郷を思うというノスタルジックな雰囲気の歌詞が、ちょうどここ10年で高度経済を遂げているアジア諸国の都市の人々の琴線に触れるのも、

容易に想像できるものです。

中国の人にも親近感が感じれらるようになる一曲です。

99位 はしだのりひことクライマックス 花嫁

この歌が素晴らしいのは、歌詞はフォークソング向きですが、曲調がポップであり、カラオケでも歌いやすいということです。

ヴォーカルははしだのりひこ、ではなく藤沢ミエさんという女性ですが、男性でも余裕で歌えてしまう。

今時女性が嫁いでいくことの物悲しさを歌う曲など現実味がないかも知れませんが、それでも昔の時代に、

嫁ぎに行く女性の哀愁が感じられる名曲でありましょう。

98位 ザ・キング・トーンズ グッド・ナイト・ベイビー

一度聞けば二度と忘れないメロディー、内田正人氏の上質の高音、そしてこの曲に欠かせない重厚なコーラス。

本邦ではもちろんのこと、米ビルボード誌R&B部門でも48位にランクインするなど、世界でも認められた、

邦楽の中でもかなり異彩を放つ名曲です。

寝る前に聞くとぐっすり眠れる曲にもリストアップしたい不滅の名曲でありましょう。

97位 山口百恵 夢先案内人

山口百恵といえば、プレイバックpart2や、横須賀ストーリー、コスモスなどが真っ先に思い出されるかも知れません。

しかし、彼女の曲で一番の名曲は、と言われれば、コアトルはこの曲を挙げたい。

長澤まさみ主演の映画「ロボコン」において、長澤まさみが口ずさんでいたのもこの曲です。

発表は1977年と古い曲ですが、天才宇崎竜童氏作曲のメロディーは、古びた感じはしても、骨董品というものではなく、

今の若者が聞いても心に触れるものに違いありません。

歌詞もまた、自然と若い男女の恋愛模様が思い浮かばれるようであり、現役の若者の自尊心をくすぐり、

またすでに成人した人には、切なさとともに青春の懐かしさを感じさせてくれる名作と言えるでしょう。

月夜の海に 二人の乗ったゴンドラが 波も立てずにすべってゆきます
朝の気配が 東の空をほんのりと ワインこぼした色に染めてゆく そんな そんな夢を見ました
あなたは時々振り向き Wink and Kiss 微笑みながら合図に肩をすくめても ちょっぴり眠い夜明け前です

三日月模様 空が尖ってゴンドラも スピード上げて進んでゆきます
朝は半分 ビロード製の幕上げて 水の表面を鏡にしてゆく そんな そんな夢を見ました
あなたは時々振り向き Wink and Kiss ときめく胸にほのかな愛のやさしさが 込み上げてくる夜明け前です

月は光を 朝に隠して影だけが 白く細い線になりました
太陽が今 たくさんの雲従えて きらめきながら昇ってゆきます そんな そんな夢を見ました
あなたは時々振り向き Wink and Kiss 見つめる二人生きてることの喜びに 言葉を失くす夜明け前です 言葉を失くす夜明け前です
出展:柳ジョージ 夢先案内人 歌詞

96位 ちあきなおみ 喝采

コロッケのモノマネではすっかり劇画化されているちあきなおみさんですが、そのハスキーな声、表現力は実力派ぞろいの1970年代の音楽シーンでも一つ抜き出た存在であると言えるでしょう。

最愛の人の死を知った女性が、その人のことを思いつつもステージに立ち続ける、不幸に苛まれつつも強い意志を持って生き続ける、

そんな普遍的な女性の悲劇性を歌にしたのがこの曲です。

(余談ですが昔から、女性の恋愛は悲劇に終わり、男性の恋愛は喜劇に終わる、という言葉もあるくらいです。)

順位はもっと上でもいいのですが、とにかくこの曲を早く紹介したかったので、、

最初に言いましたが、順位は便宜上で、あくまでどれもほとんど同列の100選ですからね。

95位 佐野元春 SOMEDAY

私はあまり佐野元春さんの経歴や人となりを知りませんので、あまり多くを語ることはできませんが、

ノスタルジックな歌詞やメロディ、メッセージ性のあるサビなど、聞きどころが多い名作だと思います。

今でもよくドラマや映画の挿入歌として使用されていますので、若い人でも聞いたことがあるかも知れません。

94位 大瀧詠一 夢で逢えたら

佐野元春氏が出た時点で、大瀧詠一氏も出さざるを得ませんから、この順位になっていますが、

日本の音楽史における偉大さでいえば、10本の指に入るかも知れない天才であると思います。

彼のこの曲は風立ちぬを含めて、多くのアーティストにカバーされています。

この曲を聴いた時、「え、作者はこの人だったんだ」と思う方がかなり多いと思います。

(ちなみに、これ系の話で一番腹がたつのが、ボブ・クルーの「君の瞳に恋してる・Can't Take My Eyes Off You」を、日本人が作った歌だと勘違いしている人に未だに会うことです。)

93位 ペドロ&カプリシャス 五番街のマリーへ

ボーカルはまだ今の面影もない頃の(というとご本人に失礼ですが)高橋真梨子さん。

他にジョニィへの伝言などでも有名ですが、ソロになってからも、「ごめんね。。。」や「桃色吐息」などの大ヒットが多い彼女の原点というべき一曲。

作詞は阿久悠氏。

山口百恵の夢先案内人に続いて2曲が早くもランクインするあたり、昭和の歌謡史は彼を除いて語ることができないと言えるでしょう。

92位 加山雄三 谷村新司 サライ

おなじみの日本テレビの24時間テレビ内で、番組終了までの24時間でテーマ曲を作ろうという企画の下に生まれたこの曲。

徳光和夫が、「このような曲をたった24時間で作り上げる2人には、率直に言って嫉妬すら感じてしまう」と言わしめたほど、

完成度は高く、田舎から単身都会へ乗り込む意気込みと、同時に後ろ髪を引かれる悲しみの感情を上手く歌い表しています。

この手の歌は特にアジアでは受けが良いようで、北国の春も同じような境遇を歌った名曲であり、また何の曲も、

日本のみならず中国などアジアの多くの国で、今尚歌い継がれています。

91位 アリス 遠くで汽笛を聞きながら

全てにおいて谷村新司に負けてそうな堀内孝雄氏ですが、この曲ばかりはのちに出て来る昴と双璧であると言って良いでしょう。

ただし途中の掛け声は余計だと思うコアトルであります。

90位 松本伊代 センチメンタルジャーニー

昭和の数あるアイドルからこの人のこの曲は外せない。16歳の伊代ちゃんもめちゃめちゃ可愛いのですが、何より歌詞が素晴らしい。

蕾のままで夢を見ていたい影絵のように美しい
物語だけ見てたいわ 伊代はまだ16だから

作詞は湯川 れい子さん、2017年現在ご存命です。
代表作として他にシャネルズのランナウェイやアンルイスの六本木心中があります。
今となっては社会活動の方で有名かもしれませんが。。。
しかし歌謡史に燦然と輝くこの曲は色あせることはありません。

89位 KISSに撃たれて眠りたい 吉川晃司

これまでかなり昭和歌謡曲メインでしたが、80位台に入ったのでここらで若干最近の曲を。

と言っても、最近ではなくて、1993年リリースなのですが、この曲はまさに90年代のJポップ黄金期の幕開けにふさわしいような名曲であると思います。

この曲自体、作詞作曲が吉川晃司ご本人と言いますが、失礼ながらほんとなの?と思ってしまうほどの出来栄えです。

なお、吉川晃司氏は広島出身ですが、被爆者二世であることはあまり知られていません。

それから、余談ですが、この曲が引用されているブラックマヨネーズの漫才もまた極めて傑作ですので、興味がある方は探してみるといいかもしれません。

88位 さらば青春 小椋佳

東京大学出身で、第一勧業銀行に努めながらも、音楽活動を続けていたと言う、まさに天才中の天才と言って良い小椋佳氏。

一応言っておくと、第一勧銀は今のみずほ銀行ですが、現代的な感覚で、「あーみずほの銀行マンね」とか言ったらぶん殴られますからね。失礼です。今よりもっと難しくもっとエリートであると言うことを忘れてはいけません。

自身が歌うと言うよりも、他の歌手に提供した楽曲の方が多いと思われ、またいずれもがヒット曲なので、実績に比して比較的知っている人が少ないアーティストであると言えます。

特に有名なのが、美空ひばりの愛燦燦、中村雅俊の俺たちの旅であります。

どれも100位以内に入れたいですが、やはり一曲選ぶとすればこの曲「さらば青春」でありましょう。この曲、まだ学生運動が盛んだった時代、若者のエネルギーを強烈に発散することができる明確な対象があった時代です。

逆に言えば、今よりもある意味では画一的に存在した青春というものが、やはり皆平等に過ぎ去っていくものである、それは悲しくもあるけれど、皆そういうものなのだから、しがみつきはしないよ、という歌詞の趣旨が、多くの人の共感を生んだと思います。

現代の青春というものはむしろ多様化していて、具体的な青春像というものが失われつつある時代、あまりこの曲を聴いて共感する若い人はいないかもしれませんが、でもどのような形であれ存在する青春というものへの、大人としての態度をクールに描いたこの曲は、あと100年経っても色あせることはないと思います。

87位 異邦人 久保田早紀

カミュの本ではないこの曲も、思い出のメロディー的な番組でよく出てくるので、ご存知の方も多いでしょう。

久保田早紀さんは、結婚を機に、商業的な音楽活動からは引退されていますが、現在は本名の久米小百合として、特にキリスト教の音楽活動を中心にされております。

注目ポイントは、異邦人は久保田早紀氏が自身で作曲、しかも短大に通っている時期に作成したということ、お父様がイランに赴任していたことから幼い頃イランの音楽に触れたことで、異国情緒を感じられる曲調になっていること、久保田早紀氏が非常に美人であること、くらいでしょうか。

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