「気にしすぎ」てストレスが増大してしまう人は暇なだけ 予定を入れ習慣を変えろ

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コアトルの心理学探究

世の中にはいろんな人がいるというのは万代不易の真理であることは、このブログでも幾度となく言及しているところではありますが、

 

人間の性格のうち、特に差が大きく、先天的な影響が強いと思われるのが、いわゆる「気にするタイプ・気にしないタイプ」でありましょう。

 

別の言い方をすれば、弱気・強気、ストレス耐性あり・なし、神経質・無神経、などと表現されるかもしれませんが、言葉の使い分けに応じてそのニュアンスも少し異なります。

 

ここで問題にしたいのは、(後で振り返ってみれば、あるいは冷静に考えれば)どうでもいいことに対して、あーだこーだと考えを巡らせては、変に緊張したり構えたりして失敗ばかりしてしまうタイプの人です。

 

些細なことについて、迷惑をかけたらどうしよう、とか変に思われるんじゃないか、などということに考えを巡らすタイプの人は、そうでない人に比べて人生かなり損していると言って間違いありますまい。

 

実際、これを学術的には「マインドワンダリング」といって、嫌なことを延々と考えてしまう状態が長期化すると、とうつ病に罹患してしまう可能性が非常に高くなると一般的に言われているのです。

 

マインドワンダリングに関係する記事一覧:マインドワンダリング

 

かくいう私コアトルもマインドワンダリング癖がありましたが、兎に角行動を変えることによって、徐々にその性格上の負の要素を軽減してきました。

 

ここでは私の経験にも基づきながら、「気にしすぎるタイプ」の人の改善方法を述べたいと思います。



気にしすぎてしまう理由・原因とは何か

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あることを解決しようと思ったら何でも、まずはその原因を探るべし、というのは全くこの上ない真理ですが、気にしすぎてしまう原因は何でしょうか。

 

これには色々と理由があるかと思いますが、決定的に重要なのは以下の理由です。

①(遺伝的に)性格が心配性であること。
②あまり多動的でなく、休日は家でのんびりしがちなこと。

遺伝的に好奇心旺盛でなく心配性であること

こう言ってしますと身もふたもないじゃないかと怒られそうですが、まずは最後まで話を聴いて頂きたい。

 

人間の持つ性質というのは、何も性格だけではなく、身体的特徴から仕草、頭の良さまで、非常に多岐にわたっている。

 

そして実のところ、性格、というのは主に遺伝によって決まる部分が多い。

 

そしてその性格の中でも、以下の2タイプの性格について、その遺伝子レベルで原因が特定されているのであります。

①好奇心旺盛な性格
②心配性な性格

理由は「現代兄弟考」様のブログから以下引用しますと、、、、

遺伝子が性格に与える影響

一方で、遺伝子情報にも性格を決める要素は確かにあります。たとえば「DRD4」という、神経伝達物質のドーパミンの受容体に関係する遺伝子があるのですが、これは世界で初めて発見された「性格遺伝子」として知られています。 アメリカの研究チームによれば、DRD4の繰り返し回数が多い人ほど、新しいもの好きであることが分かったそうです。

他にも、性格に関わる神経伝達物質としては「セロトニン」もあります。うつ病の原因としても知られるものですが、「セロトニントランスポーター遺伝子」の型が「SS」「SL」「LL」の3種類あり、SS>SL>LLの順番で心配性な性格になりやすいことが分かっています。 ちなみに日本人はS型を持つ割合が多く、全体的に心配性な人が多いようです。

このように、遺伝子によって神経伝達物質の働き方がある程度決まっており、それが性格のパターンを決定づけるという側面は確かにあります。もちろん遺伝子がすべてではありませんが、おおよその傾向はあるということでしょう。

出典:一卵性双生児の性格が同じでないのはなぜ?

何ということでありましょうか!

 

考えすぎてしまう原因は、上にも述べたように、心配性であることと、行動的ではないことであるとコアトルは考えているのですが、

 

その二大要素がすでに遺伝的に決定しまっているというのです。

 

こうなりますと、全く余計なことを考えてしまって、最悪の場合うつ病にまでなってしまうような人は、全部生まれながらに決まっていて、

 

その運命に抗うことはできないのでしょうか?

 

コアトルはそんなことはないと思っています。

 

昔福沢諭吉は、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と述べましたが、その後段に続くのは、「にもかかわらずなぜ金持ちと貧乏など、明確な差が生まれてしまうのか。それは努力が重要だからだ。(意訳)」という言葉です。

 

ここで力説したいのは、余計なことを考えてしまいがちだ、という傾向そのものは遺伝的にある程度決まっているが、それを緩和してなるべく低リスクに留め置くことは努力によって可能であるということなのです。

 

ちょっとここまでで整理しますと、

①余計なことを考えてしまって(マインドワンダリング)ストレスが増大しがちな人がいる。(コアトルを含めて。)

②こういう人は、悪化するとうつ病になって最悪自殺するリスクすらある。

③余計なことを考えてしまう原因は2つある。1つは性格的に心配性であることと、行動的でなくインドア派で、休暇は家でのんびりしてしまいがちな人。

④この2つの原因は、遺伝的に大部分が決定されてしまっている。言い換えれば、生まれながらにしてうつ病リスクが高い人が存在する。それが①のカテゴリの人である。

⑤しかし、後天的な努力によって、このリスクを軽減することができると考える。

 

さて、では最後に、この後天的な努力というのは如何にしてなせば良いのかを簡単に書いて終わりにしたいと思います。

兎に角予定を入れなさい

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はい、こういうのもちょっと精神論っぽくて嫌われるかもしれませんが、コアトルには信奉する一つの真理があります。

 

それは、行動を変えないと何も変えることはできないということです。

 

これはもう昔っから言われていることで、有名どころでは陽明学でいうところの知行合一という概念でありましょう。

 

即ち、「知って行わないのは、未だ知らないことと同じである」というわけです。

 

あるいは近年自己啓発本でベストセラーになった夢をかなえるゾウでも、行動しないと人生は変えられないと強く主張されています。

 

コアトルもよく失敗したのですが、どうも何かストレスが溜まった時に、「自分はなぜこんな心配性なんだろうか」とか「なぜ余計なことを考えてしまうのだろうか。皆もそうなんだろうか」などと、分析をしてしまいがちなのです。

 

しかしこれはいけないことで、ここから生み出される行動はせいぜい「よーし、じゃあ余計なことはできるだけ考えないでおこう!」などという、結局頭の中で完結してしまうような結論なのです。

 

これはあまり効果がないということが経験上わかったので、そういうことではなくて、無理やり余計なことを考えない環境を行動によって作り出す、ということを実践してみたわけです。

 

具体的には、

映画、サイクリング、トレッキングなどのアクティビティの予定を入れる。

 

ということをしたのですが、もっと抽象度を上げると、兎に角家を出るということをしました。

 

人間慣れた環境にいると、あまりその環境にいること自体を深く考えませんが、慣れないところにいると新しいことに対して自然に意識が行くものです。

 

そうすると結果的に、余計なことを考えないようになる。

 

例えばの話ですが、全力疾走するときや、危険な山道、一歩間違えれば滑落して死ぬような道を歩いている時に、些細なこをあーだこーだ考えることはないでしょう。

 

上記は極端な例ですが、できるだけそういう環境、慣れない環境に身を置くことが非常に重要なのです。

 

もっと俗っぽくいうと、暇な状態ということは本当にろくなことはないのです。

 

例え内向的であっても、それが直ちに暇を好む、というわけでもないので、自分自身を誤解せずに、騙されたと思って忙しい状態に身を置いて欲しい。

 

そうすることで、必ず何か良い発見や出来事、あるいはストレスの改善ということが実現できると信じています。