日本の競争社会では人を出し抜くことが重要である 偉くなりたいなら遠慮なく出し抜け

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人生の悩み

競争社会の波がやってくる、などと十年くらい前には盛んに言われていましたが、この10年を振り返って見ると、それほど競争が激しくなっているようには思いません。

 

ちょっと前までは本当に、日本の労働市場がアメリカのように、転職が容易になって、また首切りのコストも下がりリストラが増えるものと本気で思っていたくらいです。

 

そしてそれが労働市場の流動化、新陳代謝の促進により生産性上昇をもたらす、などといった極端な経済学派の主張を、一部の御用学者さんやコンサルたちが、神がかッたように滔々と垂れ流すのが日常茶飯事でしたが、

 

思ったほどそう言う自体にはならずに、コアトルとしては本当によかったと思います。

 

結果として、昔ながらの日本人の特性が、今尚各会社の末端の部署に到るまで、根深く息づいているわけですが、私が「出し抜く」ことの重要性というものを主張するのも、実のところそういう背景を鑑みてのことなのであります。

 

以下、特に日本において人を出し抜くことのメリットとデメリットを検討した上で、人の出しぬき方を述べていきたいと思います。



人を出し抜くメリットは?

まず「出し抜く」という言葉の定義ですが、例によってデジタル大辞泉さんから引用いたしましょう。

他人のすきに乗じたり、あざむいたりして、自分が先に事をなす。

出典:デジタル大辞泉

こう読みますと、かなりネガティブなイメージかもしれませんが、本当に戦略的に人生を歩もうとするなら、これほど重要なことはないのです。

メリット1 費用対効果が非常に高い

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出し抜くことが何故重要かというと、出し抜くことで、「小さい努力で大きな効果を得ることができる」からです。

 

よく、新聞業界で、A新聞がスクープをすっぱ抜いた、などと報じられます。

 

これ、もしあらゆる新聞が平等にそのスクープを知っていて、結局同じ日に報道がされたのであれば、そのスクープの価値は新聞社の数だけ希釈されるといっても過言ではない。

 

しかし、一社だけが報道したのであれば、それは一斉に報道されるよりも何倍の価値を生み出します。

 

そしてこれは新聞社だけではなく、あらゆる社会・経済活動において成立することなのです。

 

そして、多くの企業が(中途半端な)成果主義を部分的に取り入れていることから、際立った成果というものを評価せずにはいられない。それ故に、絶対的にはそれほど大した成果でなくても、周囲の人の成果がめぼしいものではないが故に、あなたが想像以上に評価されるという結果になるのであります。

メリット2 日本人を出し抜くのは簡単

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私も日本人として、こういうことをあまり言いたくはありませんが、やはり日本人というのは、良し悪しはともかく、非常にお人好しと言われています。

 

例えばあるデータでは、オレオレ詐欺など、いわゆる特殊詐欺だけでも年間500億円の被害が発生しているとのことでありますが、これほど詐欺被害額が多い国も他にほとんどありません。

 

逆に言えば、そういうお人好しさに付け込めば、簡単に人を出し抜くことができるわけです。(もちろん私は犯罪を煽っているわけではありませんよ。そもそも出し抜くことは犯罪ではないですし。)

 

日本の同調圧力の強い、湿り気の多い、出る杭をぶん殴るような社会的風潮が、特定の人が周囲を「出し抜く」などということを当然の如く許さないというような有形無形の圧力を醸し出しているわけでありますが、

 

それだからこそ、簡単に人を出し抜くことができる環境にある、ということなのです。

 

本当は皆んな、周囲を出し抜くことなど簡単に出来る、少なくともチャンスはあるのですが、嫌われたら嫌だな、とか、あとで悪口を言われたら嫌だな、などという長大なる人生においては本当にどうでもいいような些細なことで逡巡しては、自分の能力を殺してしまっているわけです。

 

こういう状況においては、堂々と競争する、という環境はあまり生まれませんし、逆に横並びでいることの居心地の良さ、ぬるま湯に浸かっている感じを心地よく思ってしまっている人が多い。

 

我々のように、能力があってちょっとだけ性格が悪い人にとっては、この上ない出世のチャンスが横たわっている、ということを理解しましょう。

人を出し抜くことのデメリットは?

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さて、人を出し抜くことで、少ない労力で大きな成果を上げることができると述べましたが、逆にデメリットはなんでしょうか。

既にお分かりの方も多いかと思いますが、簡単に列挙していきたいと思います。

人には後から嫌われる

出し抜く、ということは、普段はあまり野心を見せず、ごくごく平凡で、何も準備をしていない、というような印象を与えておいて、最後の最後に自分だけ成果をあげる、ということでありますから、悪い言い方をすれば、途中まで人を欺いている、ということに他なりません。

 

なので、あなたが挙げた成果、というものは、人事考課上は評価されても、周囲からの賞賛というものはあまり期待できません。

 

それどころか、「なんだあいつ。こっち側の人間と思っていたのに、人のことを平気で出し抜くなんて。性格悪すぎだろ。あんな奴はもう面倒見てやらん。」などという人が現れる。

 

まあ、お前いつから俺の面倒を見てたつもりなんだって感じですが、そういう奴も結構多く出てくるのが難点であります。

 

人に嫌われるのが極端に嫌いな人にとっては、人を出し抜く作戦はあまりオススメはできません。そういうお人好しで性格も良い方は、例えば公務員とか郵便局員とか、旧公営系の会社が向いているかと思いますので、もし就活中の方がいらっしゃれば、そういう方面を第一希望にしておいた方が無難かと思います。

 

また、嫌われるということで、後から足を引っ張られるという可能性もありますので、その点も覚悟しておきましょう。

 

但し、足の引っ張り合い、などというのは元々日常茶飯事ですし、特に一度成果を上げてからだと、足を引っ張られても、

 

「ああ、ああいうのは嫉妬やっかみの類だよ」と堂々と抗弁できるわけですから、そんなに気にすることではありません。

 

もしどうしても、その環境にいられなくなる程の仕打ちを受けたのであれば、思い切って転職すればよろしい。人事考課上の評価を得ていたのであれば、当然のごとく転職もしやすいわけですから、別にそれほど気にすることもないのです。


人を出し抜くコツ

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さて、最後に人を出し抜くコツというものを考えて見たいと思います。

 

日本人としてこれまで長年生きてきたあなたならお分かりと思いますが、どのような環境においても、複数人の人間がいれば、キーマンらしき人がいる。

 

キーマン、というのは、役職の有無に関わらず、周囲に影響力があって、なんとなくその人の意見に周囲が流されているような人であります。

 

人を出し抜く場合、こういう人を利用するというのが手っ取り早い。

 

但し、本当に優秀な人がキーマンと判断される場合には、この人に連なる周囲の人を出し抜くのではなく、むしろ勝ち馬に乗る感覚で、その人についていけばよろしい。

 

しかしたいていのキーマンは、どちらかというとサイコパス気質で、本当は阿呆でバカで間抜けでおっちょこちょいのおたんこなすなのですが、

 

その雄弁さと虚実ないまぜの武勇伝で自身を粉飾し、周囲を欺いているような人が多い。

 

こういう奴のいうことはどう考えても筋が悪いのですが、みんな空気に流されて反論したりしないのです。

 

そこであなたが登場するのですが、あなたも決して反論してはいけない。その意見に一緒に流されつつ、迷惑を被っている同じ同志とともに、

 

苦労を分かち合うのでありますが、大抵の人は、「このままじゃ非効率だな。あんまり意味がないよなこの作業。」と思いつつも、

 

「みんなやってるから」などという意味不明な理由で思考停止し、改善したり、より効率的な方法を考案し周知するなどということは考えもつかないのであります。

 

こういう状況こそ、(そしてこの状況はこの国の至る所で見られるというのがコアトルの確信ですが)あなたが人を出し抜く最大のチャンスです。

 

今よりも少しでも生産的な方法を考案し、実際にそれを実行する。そうすると、「あれ、Bさんっていつも帰るの早いのに、仕事は正確にするね。」とかそういう評判がすぐたちます。

 

そうして、まずは一部の人、信頼できる人にその方法を伝授する。そしてその方法があたかも自然発生的に広まったかのような印象を与えつつ流布させるということが重要です。

 

これが、最初から「こういう方法を考案しましたーーー!みんな是非使ってくれ!」みたいなプレゼンを定例のMTGなどでいきなりしてしまうと、90%以上の確率でケチをつけられてしまう。

 

しかし、その方式を公に発表する際には、既にみんなが使っているという状態、そしてそれが誰の目にも明らかに以前よりも優れているということ、この条件が揃えば、結果的に周囲を出し抜いたことになるのであります。

 

最初は周囲もありがたがってくれるかもしれませんが、野心というものは以外に皆んな持っているので、あなただけが努力して成果を上げたかのように認識する人が多いのも事実である、ということは忘れてはいけません。

 

明確なる結果と既成事実化、これが人を出し抜く上でのキーワードです。

 

野心をお持ちのサラリーマン諸兄は、とにかくこれを念頭に置いて仕事に励まれれば、出世のチャンスが見えてくるのではないかと思います。




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