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毒親に当たった男の末路 何も自分で決められずマザコンの濡れ衣を背負う人生

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毒親という言葉は少し前から良く聞かれるようになりましたが、その定義はなんでしょうか。

 

色々な定義がありますが、概ね「子供の人生に悪影響を与える親」という風に理解して問題ありません。

 

この毒親に当たったら最後、何歳になっても、何かの決断の時に、親の顔が思い浮かび、その幽霊的な圧力により、正常な判断を下せなくなったり、極端な例だと、共依存関係に陥ってしまい、親に縛られる自分について、表面的には逃げ出そうとするけれども、心の中ではその親子間の関係に縛られている、そして親、子共々そのような関係に陥ってしまう場合すらあります。

 

毒親については、特に男性の方が被害率が高く、その場合の加害者は十中八九母親であると言って過言ではありません。

 

私の場合も、その例に漏れず母親が毒親で、今に至るまで大変な苦労をしています。このせいで本当に人生台無し状態ですが、なんとか生きながらえたのは、大学院への進学を実現し、東京へ逃げれたことが大きいです。

 

しかし、物理的に離れる事ができてなお、今も何かに付けて毒親である母親の幻影に取り付かれてしまい、完治には至っていません。

 

そんな私の経験から、毒親の特徴や、実際の被害、緩和方法などを書ければと思います。



毒親の特徴

毒親の特徴として真っ先に上げられるのが、異常な過保護特性です。

 

学校の友達や習い事、1日のスケジュールまで含めて全て母親が決めます。

 

母親のお眼鏡に叶わなかった友達と一緒に歩いているのを見られただけで、こっぴどく怒られます。

 

習い事についても勝手に申し込みをされてある日突然、「今日からピアノだから。前やりたいっていってたでしょ?」などと、言ってもいないのに連行されます。

 

私のケースで特に印象に残っているエピソードとしては、小学校の卒業アルバムを見ていて、「この子ならお嫁さんにしても良いけどそれ以外は絶対だめ」などと言ってきたことです。

 

確かにその子は可愛かったのですが、小学校を卒業した程度の子供にそんな事いうのはまともではありません。

 

しかも中学校に入ってから、私が単に仲良くしていた女子生徒について、担任が家庭訪問のときに「(男子のAくん)や女子のBさんと特に仲良くされてますね」と単に交友関係について紹介したようなのですが、それを聞いた母親は先生が帰ってから、私の顔を見るや否や「Bさんは学校でも一番のワルらしいね。なんでそんな子と付き合っているの!!!」と激怒しました。

 

Bさんは真面目で所謂ヤンキーでもありませんでしたし、付き合ってもいませんでした。

 

思い込みの激しい母親は、兎に角自分で勝手にストーリーを妄想して、そのストーリーに基づいて私をとがめてくるのですね。

 

もうこの世の中の何が正しいのかよくわからなくなり、本当に人生がどうでもよくなりました。

 

さらに印象的なエピソードは、運動会の時のこと。

 

私は短距離走はいつも一番だったのですが、長距離は苦手でした。私は両方に出場したのですが、長距離走が短距離走の直後で疲れていたので、最初のスタートダッシュは良かったのですが、あとはもうどうでもいいやと思ってペースを落として結局3位になりました。

 

その日、家に帰ると母親がまた激怒したのですが、其の理由が、「私が出た長距離で1位になったN君という子に、私が賄賂をもらうか、脅迫をされ、その子に1位を譲ったからだ」というものでした。

 

もちろんそんな事はなく、只疲れていたし、長距離は苦手だったからなのですが、何でも1番でないと気が済まない親に取っては、そういう風に見えたのかもしれません。

 

他にもこんなエピソードは枚挙に暇がありません。

 

簡単に毒親の特徴を言うなら、「子に過剰な期待を寄せる親」ということになるかと思いますが、その過剰な、の程度が尋常ではないことを、是非理解して頂きたい。ややもすれば、毒親の被害を訴える子は「わがままだ」の一言で片付けられてしまうこともありますが、それは実態を分かっていない人の発言です。

 

多かれ少なかれ、子には期待を抱くのは親として当然のことです。

 

しかし、期待通りに行かないこともあるのが世の常だ、という分別も同時に、殆どの親が持っています。

 

しかし本当の毒親にはそれがありません。

 

我が子が一番モテて当然だ、一番スポーツが出来て当然だ、一番頭が良くて当然だ、そうでなければ、「本当は出来たのに、賄賂や脅迫を受けたから敢えてそうしなかったのだ」と子を攻めるのです。

 

私はこういう家庭環境で20年近く過ごしましたから、まともに成長出来ませんでしたし、今でも心に闇を抱えています。

Alexas_Fotos / Pixabay

毒親に育てられた子の不幸

こういう毒親に育てられると、まず「自分が何がしたいのか」が全く分からなくなります。

 

何がしたいか、を訪ねられると、まず真っ先に、反射的に母親の顔が思い浮かぶのです。

 

「母親は、自分が何になれば怒らないか」

 

これが人生の一大テーゼになります。

 

だから、「公務員」とか「学校の先生」とか、ちっともなりたく無いのにそういう親のウケが良さそうな職業を答えたものでした。

 

これは以前に述べた「いい子症候群」の症状の1つでもありますし、私はやはりいい子症候群なのでしょう。
美容院に行くのが異様に億劫な男性は「いい子症候群」 原因と傾向と対策

 

髪型も自分で決める事が出来ません。
母親が中学校になるまで美容院に付き添って、髪型を決められていました。

 

しかし反抗期を過ぎると、今度は少し考えが変わって、「自分がなりたいことは、親がなって欲しいものとは一番遠いものにしよう。そうする事で、毒親への復讐を果たすのだ」という思考になります。

 

これはこれで、豊かな人生には何の役にもたたない決意なのですが、毒親に当たった人の頭の中の8割は親の恐怖、または親への復讐心で頭がいっぱいですから、どうしてもそういう思考になってしまいます。

 

で、まあ極端に親の要望とかけ離れた決断になると、自分にとっても損な場合が多いので、その中間くらいのところを狙っていくのが人生の楽しみ、目的になってきます。

 

これでは何の為に生きているのか分かりませんね。

 

人生の意味、喜び、目的が本当に分からなくなって、いつしか「全てどうでもいい」という風に考えてしまい、どうしても破滅型の人生を送りそうになってしまいます。

 

私の場合、本当にギリギリのところでなんとか絶えている状況ですが、これから親も長生きしそうですし、何十年もこの状態で生きていかないといけないと思うと本当に真っ暗になります。

janeb13 / Pixabay

毒親の副次的被害 マザコンのレッテル

通常子は、毒親の事は嫌いです。しかし何をされるか分からないという恐怖から常に従属を強いられます。

 

親に「一緒に買い物に行こう」と言われても、「一緒に遊びにいこう」と言われても、断ることは出来ません。嫌な顔を見せると激怒するか、ヒステリーになるか、号泣するかのどれかです。

 

だから渋々一緒に出かけたりしますが、そういう事が長く続くと、同級生達に、「アイツはいつも母親と出かけている」という噂が立つのです。

 

それでマザコンのレッテルを貼られるのです。

 

私にとってこれほどの屈辱はありませんでした。

 

本当は母親など大嫌いで、顔を見るのも嫌なのに、家庭環境から仕方なく親と一緒に買い物に行っているという事情を知らずに、表面だけを見て「マザコンだ」などと中傷するのです。

 

私に取って人生の幾分かは、この時私の中傷に加担した全ての人間に復讐をすることです。

 

普段は考えないようにしていますし、殆ど忘れていますが、何かあれば簡単に不善をなせると思います。

毒親にあたった人の人生

DasWortgewand / Pixabay

あくまで私の場合で言えば、もう諦めるしかありません。

 

毒親に当たった人の心境など、本人にしか分かりませんし、毒親に当たっていない人の心境は私には分かりません。

 

本当は毒親に当たろうが当たらまいが、そんなに人生に差などないのかもしれません。

 

しかし、「自分は毒親に当たったのだ」という事実自体が、人生に影を落としているのは間違いありませんし、毒親による被害も、既に市民権を得ているということを考えると、やはり「普通ではない」のは明らかでしょう。

 

そして、人格形成に大きな影響を与えると言ってよい、家庭環境に置いて、そのような瑕疵があったという事実、そしてその瑕疵により、心を閉ざさざるを得ない自分を改革するのは容易ではないのです。

 

そして、それは自分に根深く取り付いていて、極端な話、親が死んだって治るものではないのです。

 

だから、もう諦めるしかないと個人的には思っていますが、しかし何かにつけて、心を開放できるきっかけを探しています。

 

子供が出来ればまた違うのかもしれません。カウンセリングでも受ければ違うのかもしれません。

 

答えなどないですが、あまり期待せず、破滅しない人生と、ささやかな復讐心を胸に、これからも生きていくしかないのでしょうね。

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