フランダースの犬のネロを参考に 職場で濡れ衣を着せられても幸運に思え

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コアトルの放言

フランダースの犬、というのは、外国人はどうかしりませんが、日本人なら80%以上の人が知っているような、イギリスの名作児童文学です。

 

この物語は実に悲劇的で、あらすじなどは言うまでもありませんが、簡単に言うと、寝たきり老人と同居するネロという少年がいる。

 

この少年はパトラッシュという犬を飼っているのですが、生活は貧しく、ミルクを売ってなんとか生計を立てています。

 

ネロ本人は画家を志しており、多忙な日々の合間を縫って絵を描いているが、生活は増々苦しくなるばかり。

 

そんなさなか、ミルク売りの仕事を取られ、唯一の親友である風車小屋の娘の親からは、貧乏人だからという理由で遠ざけられ、風車小屋が火事になると、これに関して犯人の汚名を着せられてしまいます。

 

実際のところこれはまさに濡れ衣だったのですが、悪い事は続くもので、直後には最愛の祖父が亡くなり、たった1ヶ月の家賃を滞納したばっかりに、家を追い出されてしまいます。

 

最後の望みであった絵のコンクールにも落選し、失意の中で吹雪の道をとぼとぼ歩くネロ。

 

そこに財布が落ちている。この財布はあの憎き風車小屋一家のものである。

 

普通ならネコババしそうなものですが、ネロは正直に風車小屋に届けた後、アントワープ大聖堂に導かれるように歩みを続け、そこで愛犬パトラッシュとともに果て、天国へ向かいます。

 

後日、風車一家はネロが火事の犯人ではない事、一家の全財産である財布を、濡れ衣をきせた張本人にも関わらず届けてくれたことを知り、呆然として、心から後悔をするのでした。




濡れ衣の効用は大きい

さて、フィクションにもしもは禁物でしょうが、もしネロが死なず、生き延びていたらどうなったでしょうか?

 

推測でしかありませんが、濡れ衣がはれた上で、財布を届ける、という人間としてごく当たり前の善行を為したネロに対しては、周囲の人は特別な計らいをしたに違いありません。

○家賃を当分無料にする。

○仕事を斡旋する

○財布のお返しに金一封を渡す

○パトラッシュの立派な犬小屋を作る。。。。

などの光景が目に浮かぶではありませんか!

 

これをつらつら考えるに、濡れ衣を職場で着せられる事はよくありますが、見ている人は見ているものだと信じるのが、長い目で見れば望ましいと思われる。

 

濡れ衣を着せた人間の、濡れ衣がはれたときの村八分っぷりときたら尋常ではありません。

 

また、ちょっとした濡れ衣であれば尚の事、これは利用するべきなのです。

 

もっとも、嘘をついてまで濡れ衣を着る必要はありません。

 

ただ濡れ衣を着せられたら、精一杯堂々と生意気に、今まで以上に上から目線で接しましょう。

 

濡れ衣を着せている周囲の人は、あなたを平然と侮辱し、悪者にして裁きも受けないのです。

 

こういうやからに丁寧に接する必要などない。

 

「お前、最近様子がおかしいぞ」

 

などと言われたら大チャンス。

 

待ってましたとばかりに言いふらしましょう。

 

「だって、あの件は俺は悪く無いのにあなたが濡れ衣を着せているんでしょ。ふざけるな。」

 

目上の人であっても、思い切って迫真の演技で堂々と言い張るのです。

 

こうすればあなたの評価は一発逆転、汚名返上の上、なんと同情まで引けるという。

 

この効果を最大限に発揮するためには、それなりに演技力や対応力が必要となりますが、濡れ衣はチャンスですので、もし着せられたら、これを最大限に活かすようにしましょう。