草食系男子は古来日本男児の本質である 男は女性の脈ありサインを見抜け

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人生の悩み

10年程前に、草食系男子、肉食系男子という言葉が電通のおかげで流行しましたが、こういう二元論的切り分けには罠があると言ってまず間違いありません。

 

当時は、というか今もそうかもしれませんが、草食系男子は意気地なしで、場合によっては自称社会心理学者を語るコメンテーターが、草食系男子の動物的欠陥と、原因たる社会的要因をそれらしき言葉で語っているわけですが、こんなに浅はかで無学な見方はないのであります。

 

私はこの証拠を、一等級の名著を引用する事で示したいと思うのです。




武士の恋愛の美徳は完璧な片思い

あの文豪三島由紀夫が、思想的に右傾化して以降に、「葉隠入門」という本で、原作葉隠を引用する形で、ある武士の恋愛を語っています。

 

もともとこの葉隠という本は、江戸時代の中期に、山本常朝という武士が、武士の心得を記した本でして、「武士道というは死ぬ事と見つけたり」という名台詞で有名になった本でありますが、実態は処世術に関するマニュアル本で、上司からの宴席の上手い断り方や、武士の恋愛の在り方など、かなり俗世的な内容で占められています。

 

さて注釈はこのくらいに致しますが、葉隠ではある短歌を引用して、最高の武士の恋愛の在り方をといております。

その句は即ち、

恋死なん 後の煙に それと知れ ついにもらさぬ うちの思いは

という歌であります。

 

内容は説明などしなくても分かると思いますが、要するに、とある武士が亡くなった。遺品を整理していると、ある女性へしたためたラブレター、恋文が見つかった。それをみて周囲の人は驚く。「え!この人、あの子が好きだったのか。全くそんなそぶりは見えなかったのになあ」。

 

まあ、こういうシチュエーションなわけで、この武士の恋は彼の死によって永遠となったのでありました。

 

山本常朝はこのような恋愛を、武士にとっての最高峰と位置づけており、三島もそれに同調しております。

 

今の時代だったら、草食系と言われて馬鹿にされそうなものですが、よの草食系男子諸君は何も恥じる事がない。

 

その精神的態度こそは、日本古来の男性にとっての恋愛における美徳であって、無理にそれを破壊する必要等ないのです。

 

さて、この話には続きがあって、対照的な形の恋愛についても言及されております。

 

これも同じく短歌を引用しているのですが、この句は世にも有名なあの、

 

しのぶれど 色にでりけり 我が恋は 物や思うと 人の問うまで

 

という平兼盛の歌です。

これは百人一首にも編纂されておる有名な俳句ですが、平兼盛はかたや貴族でありまして、この恋愛観については軟弱で女性的であると批判的に引用されていた記憶があります。

 

以下は私の個人的感情でありますが、上記の句は男性の物であることを踏まえた上でも、しのぶれど色に出てしまうようなのは圧倒的に女性が多い。

 

バレンタインなどでも女性は意中の男性にチョコレートを渡しますが、この段階では最早開き直りも良いところです。

 

しかしバレンタインでなくても、女性は意中の人には脈ありサインを送ることは多いと思われる。

 

こういうサインを男性が見落とすのは武士としては情けないことで、許されないことであります。

 

現代武士が勇気を出すべきところはこういうところでありまして、確かに死ぬまで自分の思いを漏らさないという気概は引き続き美徳である一方で、相手の女性が脈ありサインを見せたら、そこは一気果敢にアプローチするという、乾坤一擲精神が大切です。

 

この女性の脈ありサイン程難しいものも無いので話は簡単でないのですが、女性によっては明確に分かるようにサインを出してくれることも多いので、日頃から注意深く観察するようにしましょう。