女性はストレス解消が上手いはずなのになぜうつ病発症率が高いのか

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人生の悩み

女性は他人に悩みをぶちまけたり、愚痴を言うことでストレスを解消するのが、少なくとも男性よりも上手です。

 

逆に男性は、プライド、男らしらなどの社会的観念から、なかなか他人に愚痴を言う習慣がない、あるいは少ないため、

 

少なくとも会話によってストレスを発散することが比較的難しい。

 

だからこそ、男性は思いっきり一人の時間を作って、そこでなんとかストレスを消化する訳です。
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そうやって考えると、女性の方が男性よりもストレスを解消するのは上手そうです。

 

ところが、うつ病の発症率は、女性の方が男性よりもはるかに高いと言うのです。



女性のうつ発症率は男性の2倍?

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女性の方がストレス解消が上手そうなのに、実は女性の方がうつ発症率は高いと言われていて、ある調査によると男性の2倍から3倍と言う。

 

厚労省のデータでは1.6倍と言うことですが、それでも女性の方が罹患率が高いことが知られています。
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この理由を知るにはまずはうつ病の原因を理解しておく必要があるでしょう。

 

うつ病は、まだ完璧に原因や仕組みがわかりきっているわけではありませんが、どうやら幸せホルモンと言われる「セロトニン」と言う神経伝達物質が大きく関わっていることは間違いないとされています。

 

で、このセロトニンが上手く分泌できないか、または上手く必要なところに行き渡っていない場合に、うつ病になってしまう。

 

女性の場合、このセロトニンの分泌を妨げるようなイベント、要するにストレスが発生するようなイベントが男性よりも多いとされます。

 

妊娠、出産、育児、生理などが代表的なものでしょう。

 

女性を女性たらしめるホルモンとして重要なのが、エストロゲンという物質ですが、このエストロゲンとセロトニンの分泌には正の相関関係があると言われております。

 

ですから、例えば月経前などはエストロゲンが減りますが、同時にセロトニンも減ってしまいます。

 

結果的に、イライラが募ってそれが表面に出てきてしまう。生理前後は女性は苛立っているというのは、こういうところに理由があるわけですね。

 

しかし、それでうつ病になっているようなら、世の女性はみんなうつ病ですが、もちろんそういうわけではありません。

 

女性の方がなぜうつ病罹患率が高いのかということについては、定説はまだないようですが、おそらくシンプルに、ストレスにさらされる機会が、昔よりますます多くなっていると思われます。

 

女性の場合、上に述べたようなイベント以外にも、嫁入り、姑との人間関係、ママ友との人間関係などストレス要因になるイベントが目白押しです。

 

その上最近は働く女性も増えていますが、だからと言って上で述べたようなストレス要因がなくなるわけではないのです。

 

だからうつ病リスクが高いのではないかと思われます。

女性はストレス発散が上手のはずでは?

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しかし、女性がストレス要因を男性よりも多く抱えているというだけでは、まだ女性の方がうつ罹患率が高いことを説明し切れていないような気がします。

 

というのも、女性は悩みや愚痴を比較的あけっぴろげに友人に語ったりすることが上手い。

 

男性は変なプライドが邪魔をして愚痴ること自体が女々しいとか、よくわからない理由で敬遠してしまうわけですが、女性はそういうことがない。

 

男性はむしろ一人で孤独にストレスを消化する傾向にあるのですが、話す方が簡単で経済的です。

 

にもかかわらず女性の方がうつ罹患率が高いのは、実は話し相手不足という問題があるように思われる。

 

愚痴を話すといってもまさか独り言では帰ってストレスを溜めてしまいますから、他人に話すということが重要なのですが、

 

愚痴る相手もある程度同質的でなければなりません。

 

そうでないと話す内容、悩みを理解してもらいにくいからです。

 

しかし現代のように女性の働き方、生き方も多様化すると、例えば正社員で働く女性の場合は、やはり同じく正社員で働く女性に愚痴りたいわけです。

 

しかし、昔からの友人はむしろ契約社員とかパートとして働いて、よりワークライフバランスを重視して働いているかもしれません。

 

また、会社の同期に愚痴ろうにも、そもそも女性が相対的に少なかったり、あるいはライバルでもあるのでなかなか愚痴るのが難しかったりする。

 

そうすると話す相手がおらず、話すことによるストレス解消が難しい。

 

一方で、女性は男性ほど、孤独にストレスを消化するのに長けていない、、、

 

となると、ストレスは溜まる一方で、その結果、コルチゾールというストレスホルモンが出続けるとともに、「安心している場合じゃないぞ!」という脳の指令の下、セロトニンの分泌が抑制されてしまい、それが長期間続くことによって、うつ病を発症してしまうのです。
うつ病になる仕組み

同質的な話し相手を見つけることが重要

ストレスコントロールというのは、現代社会において生き残るために、男性にとっても女性にとっても必要不可欠です。

 

これが出来ないと、冗談抜きでうつ病で自殺してしまうようなリスクも十分にあるのです。

 

特に女性は上述の理由で、うつ病の罹患率が高いですから、できる限り同質的で、相談ができる友人を持っておきましょう。

 

特に大学時代、高卒なら高校時代の、別の職場で活躍する友人が望ましい。

 

同質的で、かつライバルでもないので、気軽には話すことができるからです。

 

こういう友人が少なくとも1人はいないと、体を壊し、最後は心まで壊れてしまうかもしれません。

 

あまり過去の友人にもそういう人が見当たらない場合は、会社外のサークルやクラブなど、別のコミュニティに属してみるなどして、

 

愚痴りやすい相手を見つけるようにしてください。