強迫神経症(強迫性障害)の症状とは何か うつ病との違いは何なのか

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人生の悩み

世の中には〇〇症なる精神病が蔓延しています。

 

これについては、やれ精神科医たちの利権拡大を意図した陰謀であり、一昔前なら病気でも何でもなかったのに、

 

彼らのせいで急に精神病者扱いされるような恐れもある、恐ろしい時代になりました。

 

なりました、と言っても今から40年前に、すでに三島由紀夫が、「現代は精神病狂い」であると看破していることから、それほど最近の現象というわけでもないようですが、、、

 

さて、コアトルは事あるごとに、現代はストレス社会である、ストレスによって精神を蝕まれ、うつ病になってしまうリスクの危険性について述べてきました。

 

うつ病にはなりやすい人となりにくい人がいる、ということが明らかになっているのですが、それは結局はストレスを自己増殖させてしまう人か、そうでない人か、

と換言することもできると考えております。

 

およそ現代的なストレスの99%は人間関係におけるストレスなのですが、これを上手く消化できない人や、それどころかまさにインフルエンザウイルスの如く、

 

どんどん増殖させてしまって、憎悪と偏見と怒りに苛まれ、とりつかれ、食い殺されてしまう。

 

その極地がうつ病であり、またそれを原因とする自殺であると言えるでしょう。

 

そのストレスを上手く消化できない人が、まず陥りがちな病として出てくるのが、今回の主題である、強迫神経症(強迫性障害)です。



強迫神経症(強迫性障害)の症状

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強迫神経症は神経症の一種です。

 

神経症とは何かと言いますと、伝統的に精神病界隈で用いられてきた言葉で、明確な症状的定義はないのですが、ざっくり言えば不安障害と言って差し支えない。

 

あの芥川龍之介もこの全般性障害であったと推測されますが、つまり「漠然とした不安」に苛まれ、何の理由も根拠もない事柄について、

 

何故か猛烈な不安を感じ、いよいよ神経を衰弱させ、ついにはうつ病になるリスクもある、恐ろしい病気です。

 

で、その亜流が強迫神経症と言えます。

強迫神経症

これは、不安の原因が、漠然としたものではない、というところに特徴があります。

 

よくこういう人がいる。

「あーまた宝くじ当たらなかった。俺は本当についてない不幸な人間だわ」

と言った尻から、

「あ、いけね。俺の隣にいるAくんは最近実の父を交通事故で亡くしたんだ。まだお父さん働き盛りで若かったのに。。。やべーそんな奴の前で、宝くじが当たらなかったくらいで不幸とか言ったらAくん、{何だコアトルの奴。俺の親父が死んだってのに嫌味っぽく自虐的なしょうもない不幸話をしやがって。俺に恨みでもあるのか}。とか思ってないかな。。。」

 

こういうことがあると、極端な話死ぬまでこれを忘れない。

 

不幸、という言葉を見るたびに、不憫なA君が思い出される。

 

「俺の心無い一言のせいでA君がうつ病になったらどうしよう。俺のこと嫌いになっただろうな。別にA君に嫌がらせをしようと思ってやったのではないのに、、、」

 

延々とそんなことを考えては、家に帰って思い出すたびに「アーーーー」とか「アウアウアウアウアウアウア」と声を出してしまう。

 

で、そんな些細な出来事から、大きな失敗体験まで、すべからく頭にインプットされて、忘れようと思っても、ついぞ忘れられずに、

 

年がら年中過去の出来事を思い出しては神経を衰弱させる。

 

聞いていると笑い話のようですが、当人にとっては死活的問題なのです。

 

かくいうコアトルもこの強迫神経症のきらいがある。

 

コアトルは前髪のハゲをとてつもなく気にしているのですが、これが突風で露見しそうになると、過去にそれが実際に露見したのを知り合いに見られ、

 

薄ら笑いをされた経験が蘇り、とにかく頭を押さえては、その記憶が蘇ると同時に「アウアウア」などと声を出してしまう。

 

その時私の顔は真っ赤なのです。

強迫神経症に付随するリスク

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この強迫神経症を患っている人、あるいはその傾向にある人は、うつ病だけでなく、醜形恐怖症も発症しやすいと思われる。

 

醜形恐怖症は、自分の容姿の一部を、必要以上に醜いと思い込み、それが周囲に露見することが死ぬほど恥ずかしいと思う、という心理作用から出発します。

 

別に世の中には、お世辞にも容姿端麗と言えず、それどころかとんでもなくブサイクな人が案外いるものですが、

 

気にしていない人は全く気にせずに日常生活を歩んでいる。

 

そういう人がいる一方で、容姿の悪さに思い悩んで、非行、暴力に走り、グレたり、鬱になったりする人が実際にいるのですが、

 

そういう自分の容姿の一部を、必要以上に醜いと思い込み、それが周囲に露見することが死ぬほど恥ずかしいと思う、という心理作用は、

 

強迫神経症における心理作用と極めてよく似ている。

 

ですからこういう思考になりがちな人で、かつ容姿に自信がない人は、醜形恐怖症のリスクもある、ということを十分理解する必要があるでしょう。

強迫神経症とうつ病の違い

後にも述べますが、強迫神経症とうつ病は、メカニズムにおいては非常に似た部分があると考えられます。

しかしその症状の多様性、という意味では、大きな違いがあるのです。

すなわち、うつ病の場合は、漠然とした持続する不安以外に、不眠、食欲不振、意欲低下、焦燥感など、非常に幅広い症状が出ます。

ですが、強迫神経症が、うつ病に発展するケースは多いとのことですので、そう言ったリスクがある、ということを認識しておくだけでも重要であると思います。


強迫神経症の治療方法

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さて、強迫神経症になったら、あるいはその手の症状に自覚がある場合どうすればいいか、ということですが、

 

調べてみますと、SSRIといううつ病向けの薬が処方されるのが一般的なようです。

薬物ではSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬:フルボキサミン〈デプロメール、ルボックスなど〉)、クロミプラミン(アナフラニール)、ベンゾジアゼピン誘導体(クロナゼパム:リボトリール、ブロマゼパム:レキソタンなど)、症状が重い場合は少量の抗精神病薬も用いられます。有効率は50%前後です。
出典:強迫神経症(強迫性障害)の症状や原因・診断・治療方法と関連Q&A

しかしこれも現代的な問題の例に漏れず、というか、こういう薬をもらうと薬に依存してしまって、別の問題が出てきてしまう場合が多い。

 

こう言った薬には副作用もあるのですが、薬なしには生きていけないほど、薬物治療に依存すると、かえって副作用に悩まされる恐れもあるのです。

 

もちろん、科学的な根拠があって処方されるわけですから、本当にこれはやばい、このままではうつ病になる!という自覚があるなら、

 

迷わず病院で処方してもらうのが良いでしょう。

 

しかし、まずは自力で治したい、という考えをお持ちの場合、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と同程度の効果があることが実証されている、

 

セントジョーンズワートというサプリメントを試して見ると良いでしょう。

 

このサプリメントは、ハーブ由来なので、大きな副作用もなく、安価に市販されているという利点があります。

 

またこのサプリは、うつ病患者にも処方されていまして、特にドイツなどで積極的に処方例があります。

 

コアトルもまた、このセントジョーンズワートを愛飲しておりますが、飲む前よりも余計なことを考えなくなり、以前よりは楽に毎日が過ごせるようになりました。

 

ただ一点だけ注意して欲しいのですが、セントジョーンズワートは他の薬と相性が良くありません。

 

別の病気で処方箋を服用している場合などは、その効果が打ち消される可能性が高いので、他の薬との併用は避けるようにしてください。

 

強迫神経症に関しては、薬物治療の他に、曝露反応妨害法(エクスポージャー)という心理療法もあります。

 

これもまた、醜形恐怖症の治療でも使われている方法となりますので、病院に行かずに改善したい!と思う方は、こちらを試すのもありでしょう。

 

方法は以下の記事の下部にまとめておりますので気になる方は参考にされてください。
そのコンプレックス身体醜形恐怖症じゃないですか? 症状と対策 整形した方がいい場合も

 

強迫恐怖症は、というかそれ以外のあらゆる恐怖症について言えるのでしょうが、こういうのは思考の癖に大きく左右される場合が多いと思います。

 

また、その思考の癖、というは一朝一夕に変えられるものではありません。

 

一生かかっても治らないかもしれません。

 

しかし癖である以上は、緩和は可能だと思います。

 

自分は人よりも、相当程度ネガティブ思考が強いのだ、と客観視することで、改善の糸口が見えるようにも思うのです。

 

ポジティブシンキング、などというと一気に陳腐になってしまいますが、そう言った手触りの良さそうな対策も、並行して試していくことが大事であると思います。