自己愛性パーソナリティ障害の特徴と心理分析 付き合う上での注意点は?【ナルシスト】

geralt / Pixabay
コンプレックス

一昔前までは「人格障害」という言葉で括られていたものが、最近では「パーソナリティ障害」という言葉に生まれ変わっているといいます。

 

確かに人格障害という言い方だと、いかにも精神病院に入院していそうな気がしますが、パーソナリティ障害と聞くと、まあ単なる性格上の個性と捉えよう、というニュアンスが含まれていて、なんだかポップな感じがする。

 

コアトルももちろん、そういう進歩的観念から生まれたと思われる主張が現実化することについて、別に文句などはありません。

 

しかしながら、やはり人格に問題がある方に対する接し方を誤ってしまうと、本当に人生が詰んでしまうリスクがある、ということは絶対に忘れてはいけません。

 

パーソナリティ障害を持つ方と自分の双方が、傷つくことのないように接するためには、いつもアンテナを張って、いざという時は毅然と距離を置くことなどが大切です。

 

さて、過去に当ブログでは、境界性パーソナリティ障害やサイコパスについて少し詳しく述べましたが、今回は自己愛性パーソナリティ障害についてまとめます。

 

自己愛性人格障害は、本当に症状やタイプが多岐に渡り、定義づけや説明自体が相当難しいのですが、本エントリについては特に、「嘘つき、ホラ吹き」という症状に焦点を当てて論を進めていきたいと思います。



自己愛性人格障害とは サイコパスとの違いは?

johnhain / Pixabay

まず自己愛性人格障害とは何か、ということですが、これは字面からもわかる通り、直感的にはナルシストのことである、と言ってまず大体は間違いありません。

 

しかしながら、そのタイプは一様ではなく、似たような特性を持ちつつも、様々なタイプがあるのですが、一般化して申し上げれば、以下のような特質、特徴が顕著に現れやすいと言われています。

共通特徴
自己愛性パーソナリティ障害は、対人関係における搾取的行動、共感性の欠如、激しい羨望・攻撃性・自己顕示欲という諸々の特徴を示す[65][66]。彼らの持つもう一つの側面は、その傷つきやすさである。意識的なレベルでは、それは無力感、空虚感、低い自尊心、羞恥心に由来するものである。それは彼らが求めたり、期待する支持が与えられない状況や、自己主張が不可能なために退避するような状況において、親しくなることを回避するという行動で表現されることがある[66]。自己愛の病理は軽症から重症まで連続的な広がりをもち、その自己表現形式も多様である。

出典:Wiki 自己愛性パーソナリティ障害

自己愛性パーソナリティ障害の特徴は、その2面性にあると言えるでしょう。

 

つまり一方では、他者に対して攻撃的で、好きあらば利用してやろうと考え、自己への賞賛を周囲に要求する、または賞賛させるように自慢話をたくさんするという、

 

「The ウザい奴」の特徴を持っている反面、自尊心は低く、羞恥心に敏感で、いわゆる豆腐メンタルの持ち主であるという2面性です。

 

この2面性が、サイコパスとの決定的な違いでありまして、サイコパスの場合、前者の特徴を持っている一方で、鋼のメンタルの持ち主であることが一般的なのです。

関連記事
現代人の基礎知識としてのサイコパス 理解を深め適切な対処を心がけよう
トランプがサイコパス傾向だからと言って大統領就任を心配する必要はない

 

なので強さでいうとサイコパスの方が上でして、関連記事でも書いたとおり、これに関わったら最後、本当に鬱まで追い込まれて人生詰む可能性もありますから、

 

十分注意してください。

平気で嘘をつくという特徴について

自己愛性人格障害の人の多くは、とにかく嘘をつきます。

 

これは過大すぎる自己顕示欲と関連しているのです。

 

つまり、自分は周囲から特別視されて当然だ、と思っているし、また自分のことを特別視しない周囲のことも、「馬鹿な奴らだ」と思っているのです。

 

また、なかなか思うように自己に賞賛が与えられず、フラストレーションが溜まってきてしまう。

 

こういう訳で、嘘が必要になってくる。

 

具体的には、過去の(ありもしない)武勇伝、経歴の詐称、成果のかさ上げ、と言ったことです。

 

典型的な事例としては、ショーン・マクアードル川上氏(以下ショーンk)の経歴詐称事件が挙げられるでしょう。

 

ショーンk氏の経歴の詐称は枚挙にいとまがありませんが、例えば、

・純日本人にもかかわらずニューヨーク生まれと主張
・純日本人であるにもかかわらず、父はアイルランド系アメリカ人と主張
・オープンキャンパスに3日間行っただけなのに、ハーバード大学院(MBA)卒と主張
・そもそも大学すら出ていない
・顔はもちろん整形している

などであります。

 

こういうことは、普通に考えると、「バレたらどうしよう、、、」と不安に思ってまずありえないのですが、

 

自己愛性人格障害が高じると、こういう嘘は息を吐くように出てくるのです。

 

そしてまた、ショーンk氏が自己愛性パーソナリティ障害であることの証左ということでしょうが、2016年3月にこの事実が広く世に広まって以降、

 

全ての番組を降板し、取材はシャットアウトし、引きこもり同然の生活を送っていると言われています。

 

これは自己愛性人格障害の人が持つ片方の側面、いわゆる豆腐メンタルが災いしています。

 

もしショーンk氏がサイコパスであれば、少なくとも引きこもったりはすることはなかったでありましょう。

 

サイコパスであったのならば、そんなことあった?としらばっくれて平然することができますし、一時的な番組降板はあったでしょうが、

 

逆に面白がって使ってくれるところもあるでしょうからね。

 

そういう訳で、ある意味では非常に類稀な能力を持っている自己愛性人格障害者の人なのですが、付き合い方次第では双方の利益となる可能性もあるということを最後に述べたいと思います。

 

あるいは、ご自身が自己愛性人格障害っぽいな、その傾向があるな、と思っている人に対しては、うまくその性格と付き合う方法についても考えたいと思います。

 

というのも、実は私自身が、かなり自己愛性人格障害の症状の持ち主なのです。

 

他者は基本的に馬鹿にしていますし、常に周囲から賞賛されたいと思っています。また一方ではメンタルは弱く、些細なことに大きく傷ついては、憂鬱な気分になってしまうのです。

 

この症状は、関連するパーソナリティ障害やその他の精神的問題である、醜形恐怖障害や、解離性人格障害、あるいはうつ病とも大きく関連があるのではないか、というのが私の考えです。

自己愛性人格障害との付き合い方

geralt / Pixabay

原則として申し上げれば、パーソナリティ障害の持ち主とは、極力かかわらないほうが身のためです。

 

私自身がパーソナリティ障害の持ち主として申し上げるので間違い無いでしょう。

 

特に予備知識なく接した結果、何の罪科も無いのに、傷つけられたり、つかれた嘘を信じてしまってあとで恥をかいたり、損をしたり、急に約束を破られたり、、、

 

と何もいいことがありません。

 

常に自分を持ち上げるための道具として使われ、他者が自分よりも目立ったりすることをよしとしない。

 

ただ、世の中というのは理不尽なもので、こういう人格障害者とかかわらざるをえない環境に自身が追い込まれることがあるのです。

 

それが、職場であることはいうまでもありません。

 

モラハラパワハラ上司の多くは、自己愛性人格障害者という調査結果もあるほどですが、

 

職場は同僚を選べませんし、部下や上司も選べません。

 

よほど問題のある性格ならば、採用すらされないでしょうが、思い出してください、ショーンkが高卒なのに、多くの人を騙して、

 

冠番組まで持ったくらいなのですから、むしろ大ホラ吹きほど出世するのです。

 

どうしても付き合わざるをえない場合は、とにかく相手の気持ち良いように話を合わすのが一番です。

 

決して、「嘘じゃないですか?」とか、あるいはもう少し婉曲的であっても、それを嘘と指摘するような発言はやめましょう。

 

相手のプライドを傷つけて誰も特をしないからです。

 

こういうのは死ぬほどムカつきますが、こういう奴を駆逐する良い方法があります。

 

良い方法というか、正攻法なのではありますが、基本的に自己愛性人格障害の人は、過大に評価されています。

 

なので実際には全然実力がないのです。

 

全くない実力を、嘘と方便によって取り繕っているからです。

 

なので放っておけばよろしい。で、自分は普通に成果を出せば、周囲は、そのうち気づきます。

 

周囲が人格障害者を人格障害者と自発的に気づかせるまでは、忍耐強く耐えなければなりません。

 

いいように調子に乗らしてホラを吹かせ続けることが、長期的には重要な追い落としの要素となります。

自分が自己愛性人格障害の場合

geralt / Pixabay

自身が自己愛性パーソナリティ障害の場合は、基本的には自己顕示欲、というものを最大限に活かしましょう。

 

多くの場合、持ってもいないものを持っていると言ったり、経歴を詐称したり(罪にならない範囲で)、先祖を詐称したり、

 

武勇伝を作り上げたりして他者から注目を浴びたり、自己顕示欲を満たしたりするものですが、そうではなくて、

 

自分自身の力、実力によって周囲からの賞賛を得られるように努めるのです。

 

自身の異常なる自己顕示欲を、良い方向に使うように心がけることが重要です。

 

コツは、かなり大きな目標を密かにかかげる、ということです。

 

それがもし実現した場合に得られる周囲からの賞賛をイメージして、努力することが本当の自己実現への近道になるのです。