電通における高橋まつりさんの過労死事件以降、労基署の動きが活発であるという事実は、もはや人事畑の人間のみならず、
それ以外の一サラリーマンの耳に入るほどになっております。
それほど厚労省は、まさに働き方改革の旗を振る安倍内閣の意向を忖度したかどうかはしりませんが、とにかく大きな山はないかと血眼であることは間違いなさそうです。
もっとも労基署職員はそれによって労働時間が相当増えているはず、、、と考えるとなんとも言えない気持ちになりますが。。。。
さて、現代日本もここにきてようやく、労務管理というものに焦点が当たる時代になってきたわけですが、その背景にはやはり職場のストレスが原因で発症する鬱病患者の増加、そしてそれを原因とする自殺の増加という大きな問題があるのです。
今の所、働き方改革というものは、主に残業時間を減らすこと、生産性の向上に主眼を置いているようではありますが、非効率性の排除により無駄な残業時間が減れば、
それだけ職場環境も良くなると思われますし、早く帰宅することで一定のストレス解消も望まれますから、付随的にうつ病患者の減少にも役立つのではないかと、
コアトルは考えています。
でいつも通り前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
今の時代、会社におけるうつ病というのは日常茶飯事になっています。
今日もどこかで誰かがうつ病になっては休職の申請をしたり、最悪の場合自らの命をたってしまっている。
こういった場合、うつ病になる本人のリスクはもとより、管理者としても高まっているのです。
部下がうつ病になる 管理職にとってのリスク

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管理職の職務にある人間にとって、労務管理というのはもっとも重要な職責の一つでありましょう。
特に昨今の働き方改革の機運や、過去の判例からしても、部下への不用意な言動によって、部下がうつ病になった場合には、降格を含む厳しい人事処分はもとより、
訴えられた場合には、その言動が不法行為を構成するとして、会社側が敗訴し、損害賠償請求を食らうこともありうる、ということを肝に応じておきましょう。
出典:あかるい職場応援団
特に気をつけて頂きたいのが、部下に対する発言について、悪意が全くなかったとしても、部下のうつ病発症との因果関係が認められれば、
損害賠償責任を生ぜしめるに十分であるということです。
悪意が認められようが認められまいが、患者側の訴えが通ってしまう可能性があるのです。
会社におけるうつ病罹患者の特徴的な行動

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コアトルが思うに、全く同じ発言だったとしても、ある人が言えば大事にはならないかもしれませんが、ある人が言えば不快に感じられてしまい、うつ病因子になりうるかもしれない。
受け手の側に立ってみれば、皆さんも一度は経験があるかもしれませんが、「あいつに言われると何かムカつくな。。」という感情を抱いたことがあるのではないでしょうか。
部下に取っても同じで、何かよくわからない理由で、上司に言われる小言はなぜか非常にムカつくと感じられているケースもありうるのです。
で、そんな不幸が重なった結果、部下側の精神が蝕まれていった場合には、勤務態度において以下のような特徴的な行動を発すると言われています。
・月曜日から遅刻する。
・遅刻が頻繁に発生している。
・簡単なミスが多い。
・身だしなみに気を使わなくなった
・口数が急に少なくなった
などであります。
特に月曜日から遅刻する、が頻発するとかなり危険信号です。
こういう場合には、必ず個別の面談を設定するとともに、ある程度強制的に、休みを取るように勧めましょう。
というのも、最近の若い社員は自尊心が強く、自分がうつ病であることをどこまでも隠し通したりする傾向があります。
なので、「最近遅刻が多いけど、大丈夫?」などと聞いても、
「大丈夫っす。すいません。コーヒー飲んだら夜寝られなくて、、、コーヒーやめます。」
とか適当な嘘でその場を取り繕うのです。
また、一度そういう会話が発生してしまうと、管理職側も突っ込んで聞けなくなってしまうので、面談は完全に失敗です。
こうなると後からもっと深刻な事態になってしまい、最悪の場合には部下が自殺してしまう、というようなこともあるのです。
このようなケースでは、一度心配して面談もしているので、そうそう簡単に管理者としての対応に批判が向くことはないかもしれませんが、
結果として部下のうつ病による自殺を防げなかった事実だけは残るので、あなたのキャリアに傷がつくことは間違いありません。(まともな会社であれば。。)
なので、少しでも上述のサインが見られた場合には、休みを取らせることを前提に話をするようにしましょう。
最後に、会社が辛いと思っている方へ

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会社に行くのが心底辛く、出勤途中に足が動かなくなったり、ストレスで不眠が続いているような場合には、絶対に無理をしないようにしましょう。
うつ病というのは、気持ちの問題などではなく、ホルモンが適切に放出されない病気なのです。
参考:うつ病の症状と原因
こうなる前に、ストレスとなる環境からはできるだけ離れ、休むことが大切です。
しかし、多くの人が、「休むと会社に迷惑がかかる」、「うつ病なんて恥ずかしい。。。」と思って逡巡してしまうのです。
コアトルは、少しでもうつ病っぽい症状が出たら病院に行くことをお勧めしますが、逆に病院に行くこともリスクである場合があります。
つまり、うつ病と断定された上に、抗うつ薬を大量に処方された結果、逆に薬物中毒のようになってしまうという危険です。
さすがにそれは言い過ぎかもしれませんが、抗うつ剤に依存しなければまともに生活できなくなるようなリスクもなくはないので、できれば自力で治したいという気持ちも、個人的な経験からはありました。
結論から言うと、コアトルは鬱的な症状を自力で克服しましたが、その時に役に立ったのが、このブログでは何度か紹介している、セントジョーンズワートと、マインドガードというサプリです。
DHCセントジョーンズワート
それぞれ、幸せホルモンであるセロトニンの分泌に働きかける効果があるとされています。
特にマインドガードは有能で、天然ハーブである「モリンダシトリフォリア」「クワンソウ」が含まれており、睡眠ホルモンや幸せホルモンとして呼ばれる「セロトニン」を生成するアミノ酸「トリプトファン」や、
リラックス効果を高めるほか、休息リズムを整える「スコポレチン」などが栄養成分として含まれている、現代的サラリーマン必須のサプリといっても過言ではありません。
もし、急なストレスで調子が悪い、不眠という症状が出ている、、という場合には、最初に試してみるのがオススメのアイテムです。
もちろん、ちょっと試して改善がなければ、病院に行くのが最適ですから、それだけは頭に置いておくようにしてください。