女性は体と心を分けて考えることが出来ない?男女のもつれの原因を理解しよう

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私の恋愛論というのは、殆ど三島由紀夫の小説やエッセイによって構成されていて、ちょっとばかし偏っていますが、それでもここで紹介するのは、やはり彼の言う恋愛論、というか男女の仲に関する分析は確信を突いていると思うからです。

三島由紀夫は色んな作品で事ある毎に述べていますが、それは「女性は肉体と精神を分離して考える事が出来ない」という主張です。

それはドラマ等でも良く耳にする、以下の女性の台詞に象徴されています。

「あなたは単に私の体だけが目的だったのね!」

こういう女性の主張は男性にはよくわかりません。

仮にあなたが男性だったとして、ある女性ととあるバーでいい感じの仲になって、一夜の逢瀬を共にして、其の後何の音沙汰もなくなったとしても、まさか「うう、あの女、俺の体だけが目的だったんだな。許せない。もう女性なんて信用出来ない。」等と言って嘆くような馬鹿なことはしないでしょう。




おそらく全ての男性がそうであって、万が一嘆くような女々しい男がいたとしても、同性からは嫌みな自慢話にしか思われず、嫌われるだけでしょう。

しかし女性の場合はそうはいきません。

一夜の逢瀬を共にして、その後音沙汰が無くなってしまった場合、相手の男性は、「単に私の体が愛おしかっただけど、私という人格を含めた存在に魅力を感じていたわけではないのだ」と捉えて、それを侮辱的なものとして捉えます。

この違い、というのが、凡そ数ある男女の違いの中でも最も根が深く重大な問題である、という訳です。

この違いは、何も一夜の逢い引きのケースに限らず、もっと長い恋愛ゲームの中でもその悪影響を発揮します。

よく男性は女性にプレゼントをしたり、「可愛いね、キレイだね。」とか「愛してるよ。」等と甘い言葉を掛けたりします。

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この場合、単に体が目的の場合と、そうでなく付き合うという目的の場合とで、意味合いが異なってくるわけですが、どちらの場合でもプレゼントをしたり、甘い言葉をかけたりします。

極端な話、男性なら単なる口説き文句として「好き。」とか「愛してる」等と言う言葉は平気で使いますし、それに重い罪悪感を持ったりもしません。

ところが女性の場合、やはり男性の目的が2パターンあるということはどうしても理解出来ないので、後になってみると、過去の言葉が嘘だったと解釈してしまいます。

こうなった場合の女性のヒステリーというか怒りというのは尋常ではありません(最も私は別に女性を侮蔑しているわけではありません。)

これも、前述の、男性と女性との一番の違いに起因するものであって、男性としては「好き」という言葉は「(君の体が)好き」という意味で発した事であっても、まるっきり嘘だとは思わないのですね。

だから浮気というのもどちらかというと男性の方がしてしまう可能性が高いわけです。

女性が浮気をする場合、それはとりもなおさず全人格的に、浮気相手の方に捧げる形になりますが、男性の浮気の場合、今の彼女の方にしっかりと心を残しつつ、浮気相手の方に肉体だけ出張させる事ができるからです。

こういう男女の違いをしっかりと理解しておくと、あなたが男性であれ女性であれ、無益ないざこざや誤解を生まずに、上手く付き合っていくことが出来るのではないかと思います。