今外資系コンサルティングファームへの転職がアツい(らしい)と小耳にした話

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コアトルの放言

コアトルは社畜サラリーマンとなってまだ年月が浅いぺーぺーではございますが、優秀な同期達は既に数名転職していたります。

コアトルの場合、現状の待遇に特に不満はありませんので、「皆辞めてしまってもったいないなー」と思っていたくらいなのですが、それは人それぞれですから、他の同期の場合はやはり思うところがあったのだろうと思います。

で、最近特に仲良くしている友人から転職活動真っ最中であることを告げられました。希望業界はコンサルティングファームで、勿論外資系の所謂戦略コンサル系に行きたい、とのことでした。

正直なところ、高学歴で容姿も良く、頭も勿論良い奴なので、当然受かると思う、と言っておきましたが、どうやら彼の話を聞くに、このところ相当程度コンサルティングファームの景気が良いらしく、全く有り体に言ってしまえば、「普通に考えて(能力的に)ボスコンに入れないようなやつでもボスコンに入れる」時代が来たとのことで、にわかに興奮してしまいました(いや私は受けませんがね)。



何故今外資系コンサルティングファームは人手不足で転職し易いのか

背景は2つあるらしい。

今Brexit問題で世界が揺れている。変動の時代はコンサルには追い風で、この先何が起こるか分からない時代程、「何となく賢い奴の意見を聞きたい上層部」が増える会社が多いため、絶対的に案件数が多くなっていること。
これが1つ目。

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もう1つは、外資系コンサルの場合でも、戦略の立案だけにとどまらず、実際のインプリメンテーションまで一貫して実施する流れになっていることだそう。

まあアクセンチュアなんかは昔からそうなのかもしれませんが、特にボストンコンサルティンググループなどもそういう流れに向かっているようで、この場合所謂戦略コンサルへの就職というイメージとは異なり、内実はきっとITなんとか的な役割を担うことになるのでしょうが、少なくとも表面上は戦略コンサルタントとして入社出来るチャンスが広がってるとのことです。

私はコンサル業界のこの手の棲み分けについては寡聞にしてしりませんが、やはりパッケージで受注すればする程、利益率は高くなる、ということなのでしょうか。

日本のコンサル、といっても野村総研とか三菱総研とかしか思いつきませんが、こういう会社の場合、やはり実際のシステムの構築、調整、運用などのインプリはベンダーにまかせ、あくまで自分たちはベンダーの選定とその後のハンドリングくらいに収まっているように思います。

あとは外資系コンサル業界の恒常的な傾向として、人の入れ替わりが激しい、ということも勿論尾を引いているようで、成果が出せずクビになったり、忙し過ぎてついていけなくなり1年未満で退職する、など、未だに悲喜こもごもの資本主義価値観の最前線であることは変わりないようです。

もっとも、入るのが相対的に簡単になっているだけで、受験者のレベルは高いですから、それ相応の準備が無いと筆記試験ですら受からないでしょうが、売り手市場気味の状況は今後1年程度は続くでしょうから、少しでも外資系コンサルに興味や憧れのある人は、勉強を初めてみると良いかもしれません。

テストは判断推理系の問題が最初に出て、その後は面接官によるフェルミ推定みたいな定番の流れは変わらないとおもいますので、是非頑張ってみてください。