最近はIT企業に務めているわけでなくても、インターネットにまつわる用語には頻繁に出会います。
どこの企業も多かれ少なかれ、IT系の知識は開発部門が占有していて、ビジネス部門側はやや、IT系の知識が無い事に引け目を感じつつ、「とは言え稼いでいるのは俺たちだ」というもっともな理由から、対して真面目にシステム等の知識は積極的に得ようとしない、、、
という現状があるのではないでしょうか。
ところが、営業側の人間も、今やインターネットの便益を最大限に享受しており、最早いつまでも門外漢でいれる身分ではなくなってきたと思います。
最近みずほ銀行の基幹システム構築が改めて話題になっていますが、(基幹システムの構築に4000億円以上を掛けたが、ひょっとすると無駄金に帰するかもしれない、、、)この状況の根源は、経営側(勿論営業畑の人間で占められる)の開発に対する侮蔑的意識があったとも言われています。
逆に三菱東京UFJ銀行においては、開発の採用で無くても、一度はシステム部門を経験しないと頭取にはなれないやの噂も仄聞致しますので、企業風土における開発部門へのスタンスが、その企業の将来を決するといっても過言ではないのかもしれません。
コアトルも実際のところ、開発部門の人間ではないのですが、やはり仕事をする上で、最低限のインターネットにまつわる知識を知っておかないと、取り残されるような気がしているので、少しずつ勉強していこうと思います。
また、その備忘録として、このブログを活用しようと言うわけです。
DNSサーバーはデータの転送時に必須なもの
DNSサーバーというのは、英数字のドメイン名と、IPアドレスとを対にして蓄積しているサーバーです。
これが何故必要か、ということですが、データをメール等でやり取りする際に必要なものが2つありまして、
1つはMACアドレス。
もう1つがIPアドレスです。
この内相手先のIPアドレスを取得するために存在しているのがDNSサーバーという理解でまず問題ないでしょう。
ここでは先にMACアドレスについて説明します。

geralt / Pixabay
MACアドレスはパソコンの製造番号と同義
MACアドレスは、PC等端末の製造品番号のようなもので、各端末に割り振られた固有の番号です。
ですから直感的な理解では各家に割り振られた住所のようなものですから、MACアドレスさえあれば、データを届けることができそうです。
ところが端末、というのは今時どこにあるかわかりませんね。
ノートPCだったりすると今日は東京にいるけど明日は出張でニューヨークに、ということが平気であり得るわけです。
ですからこのMACアドレスだけではデータのやりとりはできません。
そこでIPアドレスが必要になるわけです。
良く聞くIPアドレスとは何ぞや
IPアドレス、というのは有り体に言うと、どこの誰か、を特定するためのアドレスで、それ故にMACアドレスに不足する情報を補うもの、とも言えるかもしれません。
IPアドレスは、IT用語を使って言うと、概ねネットワーク名とホスト名を表しており、ネットワーク名が「どこの」、ホスト名が「誰か」を表します。
で、DNSサーバーの話に戻ると、DNSサーバーは英数字のドメイン名と、IPアドレスとを対にして蓄積しているサーバーと申しました。
データをあるネットワーク上の端末に送りたいとき、まず相手のIPアドレスを知る必要があります。
IPアドレスというのは、211.03.33.XX みたいな10進法をドットで繋いだよくわからない数字の羅列ですが、一番いいのは相手先のIPアドレスを最初から知っていることです。
そうすれば、メールアドレスをベタ打ちするようにしてIPアドレスを指定すれば良いわけです。
ところがそういう変な数字の羅列は見慣れないし、覚えるのも一苦労です。
そこでドメイン名、というのがあって、当サイトでいう「mj-view」の部分です。
つまりこの英数字のドメイン名さえ教えてもらえば、自動的にDNSサーバーにまでネットワークが繋いでくれて、そのドメイン名に対応するIPアドレスが取得出来る、というわけです。
IPアドレスがわかれば、今度はARPというプロトコルが走り出して、借り物競走みたいな感じで、「このIPの方、MACアドレスを教えてくれますか?」と世界中に呼びかけるわけです。
すると対応する端末が、ARPを通して自動的にMACアドレスを通知し、晴れてデータ転送に必要な2つのアドレスが取得出来る、というわけです。
うーん私自身まだまだ素人なので、説明自体がかなり難しいですが、自分の中では7割くらいは消化出来た気がします。
この取り組みは定期的に続けていこうと思うコアトルでございました。
参照資料
3分間DNS基礎講座