以前人気番組の「アメトーク」でハゲ芸人的な企画がありました。
若はげの横綱を自負する私としては感情移入しやすく、大爆笑で見ていた記憶があります。
最も印象に残っている発言は、「本店の赤字は本店でまかなえ」という台詞です。(多分アンタッチャブルの山崎の発言です)
これはまさに若はげ、特に前髪がはげている人の心境を的確に表したものだと思います。
即ち前髪が薄くハゲ傾向にあると、どうしてもハゲを目立たせたくないので、髪と髪の間の隙間が出来ないように極力どちらかに寄せたりして、自然な分け目を作ろうとします。
これがまあどちらに寄せても寄せた部分に新しい別の分け目が出来てしまい、どうしてもその周辺の毛ではハゲを隠しきれなくなってしまう、、、というハゲの悩みを的確に表現しているわけですね。
まあはげているといくらやっても不自然なのですが、とはいえ、まさしく櫛のように、髪、隙間、髪、隙間、髪、隙間、、、、、というこのバーコードのような状態を極力回避しようとするのです。
ですので我々は風を憎み、ジトっと湧き出てくるおでこからの汗を憎むわけですが、こういう悩みを持つ人にとって、幾分かでも現状を良くする方法を私はいくつか見いだしておりますので、それをご紹介したいと思います。
頭皮やおでこの脂はベタつきの元でハゲらしさを助長する
まず気をつけたいのが、洗髪のやり方です。
あまり髪の毛を丹念にあらう習慣の無い人は、どうしてもガーっと一通り髪の毛を洗って終わりにしてしまいます。
洗髪して髪をすすいだ後、頭を振ってみたりすると、フワっとあのおっさんの頭皮っぽい匂いがしたりしていませんか?
少しでもこういう風な匂いがする、ということは洗髪が足りない証拠です。
こうなると、風呂上がり後しばらくは良いですが、寝ている間に取りきれていない頭皮の脂が本領を発揮し、髪がベタついてしまいます。
髪がベタついたら最後で、ベタついた髪は固まりになりやすいので、ボリューム感を出せなくなってしまうとともに、あの髪、隙間、、、というバーコードのセットを増やす結果となりやすいのです。
ですから、お勧めは3〜4日に1回は、2回髪を洗う習慣をつけることです。
俗説として、髪はむしろ頻繁に洗わない方が良い。週に2〜3回がベストである、などというものがありますが、まず嘘だと言って差し支えない。
あなたが原始時代に生きているなら、健康の為にはいいのかもしれませんが、我々は文明社会に生きており、高度な次元で生活をしているわけですから、そんな俗説に騙されてはいけません。
一方で、市販のシャンプー、特に女性向けのシャンプーは刺激が強過ぎて頭皮に優しく無く、男性が使うとはげやすくなる、というものがありますが、これは正しいと思われます。
ですから、出来るだけフラットで、不要な成分が含まれていないシンプルなシャンプーを使うようにしましょう。
コアトルのおすすめはやはりメリットシャンプーです。
また、頭皮の脂が髪を固めてしまい前髪バーコードハゲを助長するのと同じ理由で,前髪にはワックスをつけるべきではありません。
ボリューム感を出す目的としてワックスが販売されている場合がありますが、前髪などにワックスをつけると返って逆効果の場合が多いですので、十分注意するようにしましょう。
最後に、どうしても一度に2回も髪を洗うのに抵抗のある人は、シャンプーブラシを使うといいでしょう。
これは数百円くらいの安いもので大丈夫です。ただ、あまり固いのは、特に男性の場合無駄に力が強いのであまり宜しくありません。
出来るだけゴムの弾力性があり、柔らかめのものを使うようにしましょう。