現代社会のようにストレス要因でいっぱいの世の中においては、うつ病リスクが極めて高い。
特に女性の社会進出、役割増大により、女性のうつ病が増えていると言われ、一説には女性は男性の2倍うつにかかりやすいとも言われています。
女性はストレス解消が上手いはずなのになぜうつ病発症率が高いのか
ところが、面白いことに、うつ病による自殺率は、男性が女性よりも2倍も高いというのです。
出展:うつ自殺率は女性の倍…壊れる男性、なぜ多い?「男らしさ」の呪縛と、愚痴という武器
これは何故でしょうか?
うつ病が重症化しやすい男性
男性のストレスにおいて一番割合が高いのは「仕事」のストレスでありましょう。(職場の人間関係によるストレスを含む)
逆にいうと、それ以外の要因はそれほど大きくありません。
これが女性と大きく違うところで、女性の場合には、ストレス要因となるイベントが仕事以外にも多い。
仮に正社員で働く女性であっても、嫁入り、妊娠、出産、育児、姑との人間関係、PTA、嫌味っぽいママ友との人間関係などの要因がなくなるわけではないのです。
そういうわけで女性はうつ病になりやすいのですが、一方では重症化しにくいように思われる。
つまり妊娠、出産は一過性のもの、PTAも毎日はない、ママ友とも毎日は合わない、姑とも同居でもしない限り年に数回しか会わない。
こういうわけで、ストレスが慢性化するリスクが比較的少ないのです。
(もちろん正社員でずっとバリバリ働く女性は、男性と等しくうつ病が重症化するリスクがあります。)
一方で、男性の場合、ほとんどが定年まで、つまり60歳か65歳まで働くことを余儀なくされる。
ずーっと働かないといけない場合が多い。
そうしますと、何か職場でストレスのタネがあった場合、その会社にいる限りはストレスが晴れないので、慢性化してしまう。
こうなると、たまに一人で旨い酒を飲もうが、好きな漫画を読もうが、そんなことくらいでは解消、消化されないようなストレスに増大してしまう。
その結果、うつ病を発症し、またうつ病が重症化してしまい、自殺リスクも高くなってしまうのです。
そんな状態になる前に転職する、というのが一番なのですが、未練があったり、めんどくさかったり、また年齢が上であれば転職も難しいので益々八方塞がりとなる。
うつ病は慢性化するから怖い
うつ病というのは慢性化する病気です。
一度うつになってしまうと、頭の中をずーっと嫌な記憶、思考で一杯になってしまい(マインドワンダリング)、直接的なストレス要因がなくなっても、そのマインドワンダリングは中々消えないのです。
うつ病の仕組み
ストレス要因までずっとなくならないとなると、もう重症化まっしぐらですから、危険です。
早急にコルチゾールの分泌を抑え、セロトニンの分泌を促進しないと、大変なことになります。
環境を変えるのが一番ですが、簡単にできないなら、まずはセロトニンの分泌を促進するための手段を取ることをお勧めします。
具体的には適度な運動、早寝早起き、健康な食習慣の回復、、、などになりますが、すでに抑鬱状態が出ている場合、
やれと言われてもできるものではありません。(私は無理です。)
そういう時にお勧めなのが、セントジョーンズワートという薬草のエキスを配合したサプリメントです。
具体的にはセントジョーンズワートに含まれるハイパフォリンという成分なのですが、これが一般に抗うつ薬として処方される薬と似た作用を持つということがわかってきています。
にもかかわらず価格も手頃で、重大なる副作用もあまりないので、非常にお勧めです。
もうやばいこのままだとうつ病になる!と切実に思った時には、いち早くこれを試すことをお勧めいたします。
※但し、セントジョーンズワートは他の薬との相性が悪いと言われ、他の薬の効能を弱めてしまうため、処方薬との併用は絶対に避けてください。
DHCのものであれば、600円ほどでドラッグストアでも手に入りますし(私はこれを使っています)、効果も実感しておりますので、探して試していただければと思います。